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入学手続き

合格通知を受け取った後は、大学側に必要な手続きを行っておきましょう。入学する大学への手続きはもちろん、入学を辞退する場合も、大学に「辞退」のお知らせをする必要があります。

進学する大学への手続き

出願をして1~3ヶ月後に「I-20(アイトウェンティ)」と呼ばれる入学許可証が届きます。I-20はアメリカの移民局が認定している学校から留学生に発行される許可証で、学生ビザ(F-1)を申請する際に大変重要な書類になります。

I-20を受け取ったらすぐに確認!

書類を受け取ったら、即、内容を確認しましょう。名前、誕生日、希望する専攻名などの間違いはありませんか? 「就学が始まる日」および「就学修了予定日」の2箇所の日付も確認しましょう。

内容の間違い・スペルミスを見つけた

学校にすぐに連絡しましょう。I-20の再発行と到着には時間がかかる場合があります。早めに確認して対応しましょう。

記載内容に間違いがなければ

指定箇所に名前、サイン(署名)、日付を記入しましょう。18歳未満の場合は保護者の名前、住所、サイン、日付が必要です。学生ビザ申請の際、大使館に提出します。

I-20に同封されている書類

入学許可証に同封されている他の書類にも目を通しておきましょう。通常、下記書類が含まれています。提出が必要な書類については早めに対応しておきましょう。


入学を辞退する場合の手続き

出願先から届いたI-20を学校に返却する必要があります。I-20は移民局が管轄しており、管理番号が付与されているため、一人に対して一つ以上保持することができません。進学する予定のない大学には、辞退の手紙を添えてI-20を返却しましょう。


合格通知の内容を確認

I-20(入学許可証)が届いたからといって、新学期から晴れて大学生と決まったわけではありません。入学許可証および合格通知のレターに記載されている「合格条件」をきちんと確認しておきましょう。

直接入学の場合

全ての大学入学基準をクリアし、特に英語力の面で大学の授業に充分ついていける語学力があると判定された場合、「直接入学」への許可がおります。直接入学の場合、新学期開始と同時に、大学での授業を受講することになりますから、アメリカでの授業形式、大学で求められるスタディスキル(発言、グループディスカッション、プレゼンテーションやエッセイ)にも柔軟的に対応する必要があります。こういったスタディスキルは日本で学んできた学生にとっては非常に難しい為、TOEFLの条件を満たしている場合でも、日本国内で出来る留学英語への準備を行っておきましょう。

条件付き入学の場合

英語力以外の入学基準(高校時の成績)を満たしている場合、「条件付き入学」(Conditional Admission)を認めている大学も多数あります。これは、まず大学の付属語学学校もしくは指定の語学学校に通い、大学で必要となる英語力を満たした と大学が判断したところで、正規の学部授業を受講することが認められる制度。留学を始める前に、条件付き入学制度のメリットとデメリットをきちんと理解しておきましょう。

メリット
  1. 基準の英語力を満たせば、大学入学が確約される。
  2. 付属の語学学校では、大学の授業で必要となる英語力を集中的に学べる。
  3. 正規学生(直接入学者)同様に、大学の各施設の利用が可能。
  4. 英語力に応じて、一部大学の正規授業を受講できる場合がある。
デメリット
  1. 学部授業が許可される時期は、学生の英語力の伸び次第。そのため、卒業までにかかる年数が読めない場合がある。
  2. 付属の語学学校であっても、通常の大学の学費と同等の費用がかかる。場合によっては、語学学校の方が高い場合もある。
  3. 有名一流校は、条件付き入学制度を設けていないところもある。