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いま何故大学留学か?

磨く「自主性」、育てる「独立性」。

「ゆとり教育」を重んじる日本では、どんな学生が育ち、どんな社会人になっていくのでしょうか? 現在の高校生、これから大学進学を目指すお子様の多くは、まさに「ゆとり教育」が導入されてきた世代。何においても「ゆとり」を重んじてきた学生です。ゆとり教育による学生の多くは、以下に挙げるマイナス効果を受けている一面もあります。

大学留学に「ゆとり」はありません。むしろ「自分に打ち勝つ」「未知の世界に挑戦する」ことが必要になるため、高校を卒業されたばかりの学生にとっては、困難なことだと思います。しかし、アメリカの「個」を伸ばす教育は、プラス面が多いことも事実です。

「周囲と同じじゃないと不安」「人と違うことは良くない」と見なす日本とは異なり、アメリカでは「自分は自分、人は人」という観念が、若い学生の自主性を磨きます。また、日本とは勝手が違う文化と言葉、ハードな大学生活や多種多様な人々に囲まれた環境で鍛えられる独立性と精神力は、外国だからこそ得られる能力です。

我が子に読ませたいアメリカ事情

お子様に読んでもらいたいアメリカで学ぶ意味や日本の大学との比較をまとめてみました。

大学留学の進学先として一番人気の国 アメリカ

アメリカには2年制のカレッジを含め、4,200校以上の大学があります。世界をリードする教育水準の高さは、世界の大学をランキングするイギリスのタイム誌において、常に上位をアメリカの大学が占めていることからもわかります。また、アメリカの大学で学ぶ日本人留学生の数は1980年代半ばから急増し、現在3万5千人を超えています。国内の有力大学に進学する実力がありながら、あえてアメリカの大学を目指す留学生も少なくありません。アメリカの学生や世界各国から集まる留学生たちと出会い、一生の友情を結べることも大学留学の大きなメリットです。


柔軟な専攻選択と実践重視の教育

アメリカと日本の大学の違いは、専攻の選び方にあります。アメリカの大学では、専攻が自由に選べるオープンエントリー制を採用しており、一度決めた専攻を途中で変えることもできます。この点が、文系理系に分けて固定的な専攻で学ぶ日本の大学とは大きく異なるところです。このような自由な教育制度のもとでは発想力や創造性が重んじられ、他人と違う考え方を生み出す個性が育成されます。授業においても、テストやリポートで、教授に教えられたことを書くよりも、それを発展させてオリジナルの考えを述べた方が良い成績を与えられます。
また、アメリカの大学では企業と協力して研究する「産学共同」が進んでいます。地元の企業とタイアップして共同研究を進めたり、そのための施設を学内に設立したりと、産学共同が盛ん。産学共同の潤沢な研究費により、学生は恵まれた環境で、より充実した実践的な教育が受けられるのです。このことは、将来の就職活動において大きなアピールポイントになるでしょう。